「運転と仕事は別」と思っている企業ドライバーのあなたへ

「運転と仕事は別」と思っている企業ドライバーのあなたへ

啓発

2020年10月15日

「運転と仕事は別」と思っている企業ドライバーのあなたへ

「仕事で車を運転するけど、正直運転が好きではない。出来る事なら運転はしたくない。だから運転そのものを変えるのは出来ない」と安直に考えるのは早い。

  

実は車の運転が好きではないのに、安全運転を継続、模範となる運転を続けて、社用車の運転でも「安全」という成果を叩き出している人は多い。

  

そもそも今一度、考えてもらいたい。

   

果たして、運転が好きでない事と事故が起きやすい事の因果関係はあるのだろうか。

  

このブログの著者である私も、もともとは車の運転が好きだった。学生の頃に運転免許を取得、その後はアルバイトで必死に貯めたお金で、中古のマニュアル車を購入し、可能な限り運転をした。

  

しかし、今となっては時効なので言えるが、前車への追突、カーブを曲がり切れずガードレールと接触、駐車場では横に立っているポールに接触と数々の事故を起こしたことも事実だ。

   

車や運転が好きでも事故を起こす人は起こす。反対に、車や運転が好きでなくとも、事故を起こさない人は起こさない。

   

つまり運転の好き嫌いと事故の因果関係はないのだ。

   

運転が好きではなくても、業務中の運転も自分に課せられた仕事の1つであり成果を出すだけ。

    

ここでは、過去違反や事故があった私が、どうやって減らす事ができ、今こうして安全運転研修を行う研修会社に従事できたのか、その一部をご紹介したいと思う。

   

必ずや、明日からの業務中の運転にも活かせるだろう。

   

運転が嫌いでも、安全運転は出来る

嫌いな運転でも 仕事だと思える考え方とは

  

訪問先のお客様へ見せる資料、何を話すのかアイスブレイクからセールストークの準備、行先の場所や時間の確認、これらはすべてOK。

   

社用車を使う方とたくさんお会いし、そして普段の仕事環境を聞いていると、とても興味深い事実が見えてきた。

   

運転が嫌いな人は、運転に対しての準備不足が99%以上あるということである。

    

車に乗る前に周囲の安全を確かめる、エンジンをかける前に安全に運転をするという心の準備もしていない。

   

運転でも成果を出す人は、車に乗り込む前に車の周りを確認する。運転席に座ったら見えない縁石に気づくかもしれない。

   

早めに出発をする事、交差点ではよく安全確認をしよう、歩行者がいたら譲ってあげよう、という走り出す前のイメージトレーニング、心掛けを行っている。

  

かくいう私も、学生の頃は荒い運転をしていた。当然、このような事は皆無。

  

ただ、私たちの仕事はこの車を使う事で成り立っている、車の運転が出来るからこそお客様に貢献出来ている、そして大切な家族を養えている、大切な人と過ごす時間や思い出を作れる生活を得ているのだ。

    

たかが運転?

    

いや、仕事で運転をするならば、とても重要な仕事の1つなのだ。

    

  

運転で問題を起こすと 自分にとってはマイナス

   

いくら安全に運転をして、無事故無違反記録を更新したところで、会社から評価があがる、特別手当がもらえる、などという事はほとんど無いのが現状だろう。

   

運転も仕事の1つといいながらも、安全運転をして成果が「形」として与えられる事は稀であるのも事実。

   

ではどうやって運転で成果出すためのモチベーションをつくるのか?

    

そこには、この仕事を通して自分がどんな状態になりたいのか、この目的が明確であるかそうでないかで変わってくる。

    

自分が目指しているものに向かうなら、必要な勉強をするでしょう。身につけるべきスキルは身につける努力をするでしょう。

   

反対にキャリアに傷がつくような事は避けるべきである。

   

いくら他の仕事で成果を出し成功しても、運転でデメリットを被れば目指すべき道のりは遠のく。下手をすると二度と挑戦できなくなるかもしれない。

   

自分の人生に、自分で損をするような事はせずに進みたい。

    

運転も大切な仕事であると考えておくべき

自分の仕事の評価は相手が決める

    

社会に出ると、悲しくも現実はすべて他者評価である。

評価するべき人により、あなたの給料から仕事に対する評価は決められていく。

仕事中の運転も同じことが言える。

   

いくら運転はたかだか移動手段。本業の仕事で成果を出す、仕事でつかえるスキルをしっかり磨く・・・ 確かにこれも大切な事である。

   

でも、繰り返しになるが、仕事中に車を使うのであれば、その運転中に何かがあったら、あなたも責任を取る事になるのだ。

   

しかも、どんなに自分が安全に運転をしていたとしても、交通ルールを守って運転をしていたとしても、事故になれば結果は事故として扱われる。

    

つまり、あなたの「仕事に対する評価は下がる」のである。

    

私はこの事実をしっかり受け止めた時に心に誓った。

    

「自分で自分の評価を下げる事、自分のキャリアに土をつける事、大切な家族を悲しませるような運転はしない事」

    

   

最後に:運転そのものを見直す為のポイント

   

●自分の運転の傾向を知ること

車間距離を詰めやすい、速度を出しやすい、渋滞を嫌うなど。

   

●自分の運転操作の癖を知ること

片手でハンドル操作をする、安全確認はミラーしか使わない、ウインカーはすぐ消すなど

    

●運転時の感情的要素はどうか

時間が無い時に周りの車にイライラしていないか、マナーの悪い車に腹を立てていないか、集中力がないまま運転をしていないか、憂鬱な気分で運転をしていないかなど。

   

何かあってからこれらを振りかえるのではなく、運転をする前にこのような事がないかを自分自身に問いただしてみよう。

    

そして、企業ドライバーとして心掛けてもらいたい4つのポイントをぜひ意識してもらいたいと思う。

   

運転に集中 危険や他の交通への予測 安全に対する確認 他者配慮 

    

運転は決して操作スキルがすべてではない。

人に対しての優しさや思いやり、そして周囲の人と手を取り合おうとする姿勢。

このような人間力も大きく影響をしている。

     

だからこそ、人間力を高める為の教育、安全に対する教育、社会人として教育を継続する意味が出てくるのだ。

     

ぜひ安全で、温かい交通社会を皆でつくっていこう。